OWS事務局ブログ

2012年07月23日

北限域の造礁サンゴ 館山モニタリング調査+探索調査 終了

北限域の造礁サンゴ 館山モニタリング調査を7月20日(金)〜21日(土)で実施しました。
モニタリング調査は毎年同じ場所で造礁サンゴの様子を確認する調査です。
7月20日〜21日で述べ11名の調査員で実施しました。

まず、3人一組のチームで、3m×3mの調査サイトの写真を50cm×50cmづつ写真撮影します。
流れのある中で、中性浮力をを維持しながらの作業です。

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また、昨年のスケッチと照らし合わせながら、サンゴの成長具合をコドラートを使って確認していきます。
どのサンゴも昨年より少しだけ成長している様子が確認できました。

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続いて気候温暖化の指標種にもなるエンタクミドリイシの個別計測をおこないます。

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エンタクミドリイシに住み込んでいる甲殻類についてもじっくり観察しました。

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また翌22日(日)には同じエリアのカロウ根というポイントで造礁サンゴの探索調査を実施しました。
こちらには研究者も含めた14名が調査にご協力いただきました。

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カロウ根では30群体以上の造礁サンゴが確認できました。

調査にご協力いただいた皆さんありがとうございました。




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2011年11月15日

八幡野探索調査終了

11月15日 伊豆半島の八幡野エリアで「サンゴセミナー」が開催されました。
八幡野をホームにして潜っている「ダイビングショップ海好き」さんの声かけで
約30名のダイバーが集まり、9時30分から串本海中公園で研究員をされていた
福田照雄先生の講演がありました。

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その後3チームに別れ、八幡野海域の造礁サンゴ探索調査をおこないました。

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2本の潜水調査で13種類の造礁性サンゴを確認する事ができました。
なかでも、「カクオオトゲキクメイシ」というOWSのフィールド図鑑にも記載されていない
珍しいサンゴを確認する事ができました。

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カクオオトゲキクメイシ          ニホンアワサンゴ

posted by OWS at 23:42 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

鋸南町探索調査

11月13日に東京湾に面した鋸南町で北限域の造礁サンゴ探索調査を
実施しました。

長年東京湾でサンゴの調査を行っておられた、五十嵐健志さん(現むつ市海と森
ふれあい体験館館長)をはじめ、研究者・ボランティダイバーなど総勢10名で調査
を実施しました。

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エントリーしてすぐに、ヒメエダミドリイシの大群落が目の前に広がっていました。
あまりの多さにビックリしたのですが、五十嵐さんによると以前よりも小さくなって
いるとのことでした。

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そのほか、ハナガササンゴやトゲイボサンゴ、アミメサンゴなどたくさんの造礁性
サンゴを確認できました。(全10種確認)

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<トゲイボサンゴ>            <ハナガササンゴ>

ヒメエダミドリイシには、たくさんの魚(ソラスズメダイ)やカニの仲間(キモガニ)
が住み着いていて、生物多様性の基盤になっている事が良く分りました。

posted by OWS at 21:54 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

安良里モニタリング調査終了

10月22日〜23日の両日で開催された「安良里モニタリング調査」が無事終了しました。
今回は5名の研究者と9名のボランティアダイバーで調査を行いました。

初日は、調査ポイントの探索調査行いました。
国立環境研究所の杉原先生に、調査エリア内の造礁サンゴを紹介してもらい、
各自で位置情報・サイズ・水深・共生生物などのデータをとりました。
改めて、サンゴを中心に様々な生きものが生活しているんだという事を認識しました。

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s-M0014869.jpg s-M0014923.jpg

2日目は、モニタリングサイトの撮影作業をおこないました。
4年目の調査になるので、皆さん手馴れた様子で、段取りよく作業をこなしていました。

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4年間のデータの比較で、成長しているサンゴや消失していくサンゴが確認できました。

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ご協力いただいた研究者の皆さん・ボランティアダイバーの皆さん・安良里ダイビングセンター
のスタッフの皆さん、ありがとうございました。



posted by OWS at 16:18 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

土肥探索調査 終了

9月25日(日)に西伊豆土肥での探索調査を行いました。

潜水地は土肥の通り崎というビーチポイントです。
お天気もよく、波風ともないベストコンディションで調査を行いました。

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潜水開始してすぐに、エンタクミドリイシが確認でき、その後も
いろんな種類の造礁サンゴを調査することができました。

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現在研究者の方に、種の確認などを依頼しておりますが
10種類以上のサンゴを確認しました。

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この周辺では通り崎以外のポイントにも多くのサンゴがいそうなので
今後も是非調査を続けていきたいです。


サンゴ調査にご協力いただいた、ダイビングショップ「The101」にスタッフの
皆さん、ボランティアダイバーの皆さんありがとうございました。

posted by OWS at 19:21 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

館山モニタリング調査 終了

7月23日〜24日の2日間で、館山の造礁サンゴモニタリング調査が行われました。
研究者・参加者14名の協力を得て、3年目になる調査が無事終了しました。

4ヶ所の調査エリアに3m四方のコドラート枠を作り、その中を50センチメートル四方に
区切り写真撮影を行います。

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昨年と同じ場所を、同じ手法で撮影する事により、サンゴの成長や加入の経年的変化が
確認できるのです。

昨年確認したエンタクミドリイシも順調に大きくなっているのが、目で見て確認できます。

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毎年同じ場所で同じサンゴを観察するので、毎年調査にご協力いただいている人は
特定のサンゴに愛着を感じてきているようです。

今年初めて調査にご協力いただいた方も、積極的に動いていただき、とても効率よく
調査を進める事ができました。

台風一過で、お天気もよく、水温も26度近くまで上がっており、とても快適な2日間となりました。

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ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

posted by OWS at 17:24 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月17日

江ノ浦・根府川 サンゴ探索調査

5月15日(日)に江ノ浦・根府川で造礁サンゴ分布調査プロジェクトの一環で行っている
探索調査が開催されました。
参加者5名、スタッフ2名で探索を行いました。

コピー 〜 DSC_8847.JPG

午前中は、江ノ浦ビーチの探索でした。
このポイントは、メンバーからの造礁サンゴの目撃情報がある場所でしたので、
そのサンゴの場所を確認する事が大きな目的でした。
透明度はさほど良くなかったのですが、目的のサンゴはほどなく確認できました。
参加者全員で写真を撮ったり、サイズを測ったり、基本データの収集は問題なく
終了しました。
江ノ浦では、ほかにももう1群体確認することができました。

コピー 〜 M0013571.JPG

2本目は根府川で探索調査を行いました。
江ノ浦とは目と鼻の先のこのポイントには、海藻がとても多く生息しており、
目的の造礁サンゴを見つけることは出来ませんでした。
海藻の少なくなる秋以降に、もう一度チャレンジしたいと思っています。

コピー 〜 DSC_8849.JPG

ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

posted by OWS at 18:50 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

サンゴ調査が学術論文に

OWSが取り組む「北限域の造礁サンゴ調査プロジェクト」に
ご協力いただいている国立環境研究所の山野さん、杉原さんが、
日本全国のサンゴ北上 (1930年から現在までの出現変化)の状況を
論文にまとめ、アメリカ地球物理学連合(AGU)発行の学術雑誌
「地球物理学研究レター(Geophysical Research Letters)」に掲載されること
になりました。

近年の水温上昇に対応して日本の温帯域でサンゴ分布が北へと拡大している証拠を示し、
その拡大速度が14km/年に達していることを明らかにした、というものです。
※内容詳細は以下、各リンクをご覧下さい。


それを受けて、かの有名な「Nature」、「Science News」にも論文内容が紹介されました!

●Nature(英語):
http://www.nature.com/news/2011/110121/full/news.2011.33.html

●Science News(英語):
http://www.sciencenews.org/view/generic/id/69060/title/Corals_moving_north


国立環境研究所からもプレスリリースされ、日本のメディアにもとり上げられています。

  • 2011年1月21日  記者発表(日本語)
    「海水温上昇にともなうサンゴ分布の北への急速な拡大について(お知らせ)」


  • 館山と伊豆のデータはOWSの調査結果を活用していただいたということで
    論文とプレスリリース文中で、OWSについてもご紹介いただきました。

    OWSの調査がこのような学術論文に生かされることになり、
    これまで調査に参加してきた皆さんにとっても大きな糧となったことと思います。

    これによって、現在続けているモニタリング調査はもちろんのこと、
    分布北限の広域探索調査の意味が、より深まることになるでしょう。


    今年(2011年度)も引き続き、各地での探索調査、モニタリング調査を実施していきます。
    都度、調査にご協力いただけるダイバーを募りますので、
    ご興味のある方は、ぜひご参加ください。


    >>北限域の造礁サンゴ調査プロジェクト



    posted by OWS at 13:06 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2010年11月25日

    北限域の造礁サンゴ分布調査 葉山探索調査 終了

    北限域の造礁サンゴ分布調査の一環として実施している葉山での探索調査が
    11月20日(土)に無事終了しました。
    今回は6名の調査員で実施いたしました。

    お天気にも恵まれ、午前中は葉山港からボートをチャーターして
    名島周辺海域の探索を行いました。
    このポイントはかつて、昭和天皇が調査を実施され、ニホンアワサンゴ
    の生息を確認されていたポイントです。
    参加者全員期待を胸に潜水を開始しました。

    s-ニホンアワサンゴ(マクロ)三冨.jpg
    2年前に確認されたニホンアワサンゴ(写真:三冨龍一氏)

    波も無く、透明度もよい、ベストコンディションでの調査となりましたが、
    目的のニホンアワサンゴは探せど探せど見つかりません。
    確認できた造礁サンゴは20cm×20cmサイズのアミメサンゴのみでした。

    s-アミメサンゴ1.jpg s-調査風景.jpg


    ニホンアワサンゴは見つかりませんでしたが、この海域にアミメサンゴが
    いたという事実は、非常に重要です。

    午後からは芝崎海岸でのビーチダイビング調査を実施しました。
    この海域の浅い水深にはキクメイシモドキがに生息しているとの情報が
    ありましたので、それを確認しに行きました。
    キクメイシモドキは水深1.5m程度のところに、数群体生息しているのが
    確認できました。非常に泥っぽいところで、サンゴの上にうっすらと泥が
    被った状態で生息していました。

    s-キクメイシモドキ.jpg

    その後、芝崎海岸の周辺を他の造礁サンゴがいないか確認しましたが、
    サンゴモやカジメがたくさん生息していて、造礁サンゴは確認できませんでした。

    s-サンゴモ.jpg

    調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

    posted by OWS at 20:24 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2010年10月29日

    北限域の造礁サンゴ分布調査 伊豆調査終了しました

    10月22日〜25日に行われた一連の伊豆サンゴ調査が無事終了しました。

    概要は下記の通り
    21日      中木探索調査
    22日      田子探索調査
    23日〜24日 安良里モニタリング調査
    25日      富戸モニタリング調査

    それぞれの調査にご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。

    21日・22日に開催された中木・田子の探索調査ではたくさんの図鑑未掲載種(※)の造礁サンゴが確認されました。

    s-s-ウミバラマクロ.jpgs-s-ムカシマクロ.jpg
     ウミバラ                     ムカシサンゴ                  
    s-s-ハナガサマクロ.jpg
     ハナガササンゴ

    23日・24日の安良里モニタリング調査では4ヶ所の永久コドラートの写真撮影とスケッチ記録が滞りなく終了し、
    その後みんなでコドラート周辺のサンゴやその他の生き物を観察して回りました。

    ここでも図鑑未掲載種(※)のナガレハナサンゴを確認しました。
    s-s-ナガレハナサンゴマクロ.jpg

    また、コドラート内のサンゴを昨年の写真と比べてみると明らかに大きくなっている様子がはっきりと確認できました。

    25日には富戸で永久コドラート内の写真撮影を行い、そのあとの観察でアマクサオオトゲキクメイシを確認しました。
    s-s-アマクサオオトゲキクメマクロ6.jpg


    今年度末に、これら図鑑未掲載種(※)をまとめて、「造礁サンゴフィールド図鑑 伊豆・三浦・房総編」の後編を
    制作する予定でいます。ご期待下さい。

    注)「図鑑未掲載種」というは表現は、「造礁サンゴフィールド図鑑 前編」に掲載されていない種という意味で使用しています。

    posted by OWS at 18:40 | サンゴ調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする