OWS事務局ブログ

2014年03月24日

「自然環境再生のための藻場調査(第5回)」終了


3月18日、第5回藻場調査を実施しました。
午前8時、東北大学から青木優和先生を含む3名、OWSから5名の計8名が
狐崎の調査地に集合しました。

生憎の曇り空でしたが、波はなくなかなかのコンディション。
いつも通り、器材準備のあと、調査手順のブリーフィングから始まりました。

基線の設置 (2).jpgM0017325.jpg

まずは調査区画の再現のための基線、側線を設置します。

基線の設置 (1).jpg←基線の設置

その後、側線上に設定した調査区(コドラート)を再現し、その区画内の藻類や貝類などを記録します。ナンバーリングしたアラメはサイズを計測し成長を記録。
新たに加わった幼体も記録します。

サイズ計測.jpgマーキングしたアラメのサイズ計測 (1).jpg
サイズ計測                    マーキングしたアラメのサイズ計測

さすがに6度の水温はこたえましたが、みなさん手慣れた段取りで調査が進み、
最後には、藻場の生き物の写真撮影を終え、午後2時、無事に終了することができました。

復活したアマモ場.jpg
復活したアマモ場

今後は、調査データの整理・分析・まとめなどの地味な作業が続きます。

調査にご協力いただいた皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。



※この調査は地球環境基金の助成金で東日本大震災復興支援プログラムとして実施しています。

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2013年09月16日

「自然環境再生のための藻場調査(第3回)」終了

9月15日に第3回目の藻場調査が終了しました。

大型の台風が接近中で海況が心配されましたが、
うねりが少しあるくらいで、無事調査を終えることができました。

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調査終了とともに雨が降ってきました。

これまでの調査は8区画だったのですが、今回新たに12区画を追加し
全20区画の調査に拡大しました。
3回目にもなると、いつも観察しているアラメにとても愛着が湧いてきました。
また東北の海の生物相の豊かさにはいつもながら感動させられます。

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3色並んだイトマキヒトデ

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美しいウミウシもたくさん観察できます

調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

※この調査は地球環境基金の助成金で東日本大震災復興支援プログラム
 として実施しています。

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2013年08月26日

「自然環境再生のための藻場調査(第2回)」終了

8月25日に第2回目になる自然環境再生のための藻場調査が終了しました。

調査地の宮城県石巻市狐崎浜は内湾に面した穏やかな水域でアラメをはじめとする海藻類が
多く繁殖する場所です。
震災時の地盤沈下により、生育環境が大きく変化した海藻類の再生状況をモニタリングしています。
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▲穏やかな海況で調査日和でした。

東北大学の学生さんと、東京から参加いただいたボランティアダイバーの総勢8名で
調査を実施しました。
 

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▲各アラメに個体番号を付け、成長を記録します。

震災から2年を経て、海藻類は大きく成長し、たくさんの小魚たちのゆりかごとして
機能しています。
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▲キヌバリ 
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▲メバルの幼魚
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▲海藻に寄り添っているマタナゴ

今後も調査を継続していきます。ご興味のある方はご連絡ください。

※この調査は地球環境基金の助成金で東日本大震災復興支援プログラム
 として実施しています。

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2012年12月20日

震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第7回藻場調査 終了

12月18日に今年度の最後となる藻場調査のために、宮城県石巻市まで行ってきました。

前日の予報では風・波ともおだやかで、石巻市狐崎の調査区で潜水調査が実施できる
予定だったのですが、朝から風が強くなり始め、現地に到着した時には潜水調査できる
海況ではなくなってしまい、残念ながら中止となりました。

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せっかく現地まで来たので、牡鹿半島内の周辺漁村を視察して回りました。

牡鹿半島東端にある鮎川では、震災により地盤が2m近く沈下しており
満潮時には道路が冠水するほどで、ガードレールより高く土嚢が積み上げ
られていました。
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十八成浜(くぐなりはま)の砂浜には、津波で崩れてしまった海岸の松の木が
いまだに撤去されずに海岸に横たわっていました。
ここの砂浜は沖合に30m以上の広さがあったそうですが、震災後は5〜6m
の幅しか残っていません
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市街地にくらべ、漁村部の復興は立ち遅れていますが、被災者の方々は少しづつ
復興に向けて歩みだしておられます。港には多くの漁船が戻ってきていました。
私たちの調査結果が、この地域の漁業資源復活の為の基礎資料として
有効に活用いただけるよう、今後も継続していこうと思いました。

posted by OWS at 15:43 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月30日

震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第6回藻場調査 終了

11月27日に今年度最後となる震災復興支援プログラムを実施しました。
本来は、南三陸町で潜水調査をする予定だったのですが、荒天のため東北大学農学部の
研究室でそれまでに採取しておいた海藻に棲みこんでいる葉上生物の選別作業を行いました。

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長さ10cm程度の海藻を流水ですすぎ、その水を2o、1o、0.5oのストレーナーで濾し、
それぞれのサイズの生物をシャーレに入れ実体顕微鏡でのぞきながら生物を分類していきます。

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生物は、腹足類(巻貝やウミウシ)、ヨコエビ類、ワレカラ類、カイアシ類、等脚類(グソクムシ)、
に分類していきます。そのほかにもクーマやタナイス、多毛類や貝形虫類などもいて、
1本の海藻に数百個体の生き物が棲みこんでいます。

体長0.5o以下の生物を実体顕微鏡を覗きながら、ピンセットで選別・カウントする作業はとても
大変でしたが、様々な生き物をじっくり観察でき、生物多様性を実感できる貴重な体験でした。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

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東北大学の学食で昼食をいただきました!!



posted by OWS at 11:58 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第5回藻場調査 終了

11月20日に今年度5回目になる東日本大震災復興支援、藻場調査を実施しました。
今回は石巻市狐崎での調査です。

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このポイントは震災直後の6月から毎月定期的に海藻の生育状況をモニタリングしている場所です。
約2mの地盤沈下の影響で、海藻の生育環境が変化し、その生育状況が変わってきているそうです。

今回はあいにくの海況で海藻モニタリングはできなかったので、周辺海域にに生息している
「バフンウニ」の生体採取を行いました。

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調査員は全7名で、生体140個体の採取が必要です。
うねりの激しい浅海域の潜水で、波に揺られながら転石の裏に隠れているバフンウニを探して採取していきます。
大きさは殻長3センチ〜6センチ程度の個体を採取しました。

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おおよそ1時間の作業で今回の作業は終了しました。

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ご協力いただいたみなさん、ありがとうございまいた。

posted by OWS at 14:11 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月31日

震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第4回藻場調査 終了

10月24日に今年度4回目になる東日本大震災復興支援、南三陸町藻場調査を実施しました。

前日まで東北地方には大きめの低気圧が居座っていたので、
どんよりとしたお天気の中で調査を行うことになりました。
波やうねりが無いのが、せめてもの救いです。

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気温も急激に下がったので、調査員は全員ドライスーツです。

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今日は前回設置した測器(光量子計と流向流速計)の確認のための潜水です。
かなりの濁りで透視度がほとんど無い中、手探りに近い状態で測器を探しあてました。
しかし、台風と低気圧の影響で、光量子計の1つが紛失していました。

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残っていた方の光量子計        流向流速計

今回はあまりいいコンディションではない中での調査になりましたが、
ご協力いただいた皆さんありがとうございました。

posted by OWS at 18:24 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月14日

東日本大震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第3回藻場調査 終了

9月12日に今年度3回目になる東日本復興支援 南三陸町藻場調査を実施しました。

いつもどおり、漁港で本日の作業についてのブリーフィングを行い、

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調査地である志津川湾弁天崎(ホテル観洋前)で調査をはじめます。

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水中は思ったより濁っています。
水底に設置した目印にメジャー(基線)を設置して調査をスタートします。

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毎回同じ場所の、ウニ・アワビの個体数と殻長の計測を行います。

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周囲にはたくさんの生きものがいました。

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北海の珍味 マボヤ           カジカの仲間 
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大きなイトマキヒトデ           小さな(椀長5mm)マヒトデ
s-M086-r.jpg s-M093-r.jpg
テナガホンヤドカリ            貝類の卵塊

調査の最後に測器(光量子計と流向流速計)を水底に設置しました。

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調査終了後、南三陸町にある「さんさん商店街(復興仮設商店街)」で遅めの昼食をとりました。
地元でとれた魚介類がとてもおいしかったです。
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現地はすこしづつ活気を取り戻しています。
「よみがえれ故郷!! ふんばれ南三陸町!!」

posted by OWS at 12:51 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月09日

東日本大震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第2回藻場調査 終了

7月に引き続き8月8日に、南三陸町での第2回藻場調査を実施しました。

今回はホテル観洋の目の前の弁天崎というポイントで調査を行いました。

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ホテル観洋の眼前が今回の調査地です。

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調査員は志津川漁港に集まり、調査概要の打ち合わせを行います。

ミーティングが終わると、調査船に器材を積み込み出発です。
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いよいよ潜水調査を開始します。
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船上ではいいコンディションに見えましたが、水中は透視度が悪く、調査は大変でした。
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今回も下記の調査をおこないました。

・ウニの個体数/サイズ調査
・アワビの個体数/サイズ調査
・海藻類の被度調査
・巻貝類の個体数調査

調査員の皆さんお疲れ様でした。


posted by OWS at 16:52 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

東日本大震災復興支援プログラム 自然環境再生のための第1回藻場調査 終了

6月から悪天候続きで延期になっていた、南三陸町での藻場調査の
第1回目を7月18日に開催しました。

この調査は東日本大震災によりおおきなダメージを受けた南三陸町の
漁場がどのように回復していくかをモニタリング調査するもので、
東北大学大学院農学研究科水圏植物生態学研究室が実施している調査に
OWSが協力しています。

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南三陸町の志津川漁港に調査員が集まり、準備とブリーフィングを行います。

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水中の調査基線となるメジャーと、モニタリングサイトを特定する鉄筋製の
コドラートです。

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準備を終えて志津川漁港を出発します。
この日はお天気も良く、海の状態も良く、調査にはベストコンディションでした。

実施した調査は下記のとおりです。

・ウニの個体数/サイズ調査
・アワビの個体数/サイズ調査
・海藻類の被度調査
・巻貝類の個体数調査

水深0〜4mの浅海域で60〜70分の潜水調査を3回行いました。

調査員の皆さんお疲れ様でした。

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posted by OWS at 00:00 | 藻場調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする