OWS事務局より

NPO法人OWSの海のイベントやボランティア情報
事務局からのお知らせなどを発信します。

2008年04月18日

第41回海のトークセッション終了

4月10日、国際サンゴ礁年2008特別企画、第41回OWS海のトークセッションが、終了しました。
「サンゴ礁の草原の生き物の多様性とジュゴン研究」というタイトルで、ゲストスピーカーに海の生き物を守る会代表の向井宏さんをお迎え、今回も満員御礼で事前に申込みを締め切る盛況振りでした。
イベント委員会の岩崎千佳さんから、当日の感想を交えてご報告します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お話の中で特に興味深かったのは、世界の海での藻場の分布です。
海草はかなり広範囲に生育していることを初めて知りましたが、海草が生えていることを聞くと、遥か遠くの海も身近に感じられる気がしました。
また、向井先生が沖縄、タイ、フィリピンでジュゴンの調査をされた体験談も楽しく、時間があればもっとお聞きしたかったです。
講演者向井宏さん

砂浜海岸生物調査の説明中サンゴ礁とは、サンゴだけではなく、マングローブ林〜草原(藻場)〜サンゴ礁の沿岸生態系全体を指すとのことで、「サンゴ礁の生態系が壊れて危機的な状況にあります。それは、人間が陸と海のつながりを分断してしまっているからです。」と、先生は海辺の生物の保全活動を進められています。

長い海岸線を持つ日本では、多くのヒトが山と海の間にある平野で暮らしているので、もっと陸と海とのつながりを感じながら暮らせたらと思います。そして、ウミヒルモをむしゃむしゃと食べるジュゴンが暮らす海を残せるよう考えていきたいです。
posted by OWS at 11:13 | 海のトークセッション

2008年03月28日

第40回海のトークセッション終了

3月18日、国際サンゴ礁年2008特別企画、第40回OWS海のトークセッションが、
満員御礼、大盛況のうちに終了しました。
イベント委員会の籏野道子さんから、当日の感想を交えてご報告します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月18日は、「地球温暖化とサンゴ礁の島々」というテーマで、
国立環境研究所の山野博哉さんにお話をしていただきました。

講演者山野博哉さん

この日お話をしてくださった山野さんは、ツバルに起きている洪水の原因を探り、地図を使った視覚的に分りやすい解説と、ハザードマップによる解決案の一つを提言し、現地政府や住民に訴えるという、凄いことをやっている方。山野さんのバイタリティに、感動しました。

お話の中で一番驚いたのは、ツバルに地図がなかったこと。そして、その地図をご自分で作られたこと!GPSをしょって、空港を歩いて地図を作っていらっしゃる姿には、思わず笑ってしまいました。

ツバルの洪水は何故起こるのか?
満員御礼
私は、今回のお話を聞くまで、地球温暖化だけが原因なのだと思い込んでいました。でも実際は、海面上昇や地球温暖化といった地球規模の要因と、社会経済的な問題、土地管理の問題といった地域的要因が複合して、洪水の原因を作っていることがわかりました。一見すると、地球温暖化という大きな問題が原因と片付けられてしまいそうなことを、もっと現実的な問題に引きおろして、解決策を提言していくという「目からうろこ」のような話を聞く事ができました。 >>続きを読む
posted by OWS at 14:24 | 海のトークセッション

2008年02月22日

大阪初開催海のトークセッション終了

2008年2月13日(水)、大阪で初開催となる海のトークセッション第39回「今、沖縄の海に何が起こっているのか?」を、住友信託銀行豊中支店と共催により開催しました。

倉沢理事トークセッション開催風景       石垣島のサンゴの白化の現状を伝えました

国際サンゴ礁年特別企画として開催した今回のトークセッション。
倉沢栄一OWS理事が、今年石垣島で撮影したサンゴの白化の映像を中心に、沖縄の海の現状を紹介しました。当日は、定員を超える方々にご参加いただき、また質問も多く出され、盛況なトークセッションとなりました。

参加してくださった大阪OWSメンバーの友田昌吾さんに感想をいただきました????
_______________________________________

倉沢さんが沖縄で撮影されてきた写真と映像には、ゲストスピーカーの倉沢栄一OWS理事
白化した珊瑚が広がっている様子が映し出されていました。褐虫藻がいなくなり、もぬけの殻と化した白い珊瑚のまわりには魚の姿は見当たらず、生き物の気配もなく、どこか不気味に見えました。

そう簡単に沖縄の海を潜ることが出来ない私にとって、沖縄の珊瑚が置かれている深刻な現状を目の当たりにすることができ、またその問題を知る良い機会になりました。トークセッションの中で倉沢さんが参加者と意見を交わされているときに環境問題を「自分ごとと思えるかどうか」が大切だとおっしゃっていたのが印象に残っています。

このような海のトークセッションを通して、今起きている環境問題を自分ごとと考えられる人が少しでも増え、行動に移すことができる人達が増えてくれることを願っています。
_______________________________________

待合室での写真展開催中!同銀行待合室では「OWS5人の写真展〜未来に残したい海〜」を、3月19日(水)まで開催しています。

3月からはパネルを入れ替えて展示する予定ですので、お近くの方は、ぜひ一度お立ち寄りください。

posted by OWS at 11:58 | 海のトークセッション

2008年01月29日

第38回終了報告 〜イベント委員より

2008年1月25日、第38回海のトークセッション「東京湾の環境再生への挑戦」を開催しました。

講演者の工藤さん.jpg

釣り少年だった幼少のころから、神奈川の海を身近にして暮らしてこられたゲストスピーカーの工藤孝浩さん。市民活動の現場で、研究者・行政・市民を繋いで東京湾の再生に携ってこられた、具体的なエピソードをご紹介いただきました。

トークセッション開催風景.jpg

アマモを移殖して数年で生きものが戻ってきたことを、過去のデータと比較して見事に示された研究者の顔と、人との繋がりを大事にしながら市民活動に関わってこられた市民活動家の顔、両面を併せ持つ工藤さんならではの視点で、お話を伺うことができました。

工藤さんの熱意が伝わる、すばらしいトークセッションとなりました。
講演者の工藤孝浩さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。

posted by OWS at 17:42 | 海のトークセッション

2008年01月21日

ゴーストフィッシング

1月18日、テレビ朝日の報道ステーションで、
韓国の漂着ごみが日本の漁業に悪影響を及ぼすという特集が放送されました。

あなご漁の漁具対馬に流れ着く大量の韓国製のゴミ。
そしてアナゴ漁で使われるプラスチック製の魚具がたくさん漂着していました。
日本の10倍という大量のしかけを使用する韓国のアナゴ漁。
その約1割は逸失しているようです。
右の写真がOWSの西伊豆の漂着物調査で拾った漁具(アナゴ漁のしかけ)。

漁の際に様々な理由で紛失された漁具は、
海底に沈み持ち主がいないまま、生き物を捕獲するだけの幽霊漁具となって
漁をし続けます。プラスチック製の漁具は自然界では分解されにくく
長期間にわたって漁業資源を失い続けることになります。
それが今回の報道でも取り上げられたゴーストフィッシング。

最初にかかった魚が、しかけから出ることができずにそのまま死んで、
その死骸を次の魚が食べに来て
また出られなくなり死んでしまうという深刻な連鎖も生み出します。

OWSでは以前このゴーストフィッシング問題について、会報誌「エブオブVol.2」で特集を組み、
今回の報道にも出演されていた鹿児島大学水産学部・松岡達郎教授らの調査報告より
抜粋掲載させていただきました。
ホームページでもゴミ問題として紹介しています。
今回の報道で、たくさんの方にアクセスしていただきました。
http://www.ows-npo.org/activity/garbage/issue.html

「エブオブVol.1」ではミッドウェイに流れ着くアジア諸国からの漂着ゴミ問題を取り上げ
「エブオブVol.22」では日本海に押し寄せる大量のゴミ問題も取り上げました。

韓国のゴミや漁だけが問題なのではなく、日本からのゴミや漁具も北西ハワイ諸島
ミッドウェイなどに流れ着き、様々な生物に問題を起こしているのが事実です。

国境などない海のゴミ問題は本当に深刻です。
posted by OWS at 15:55 | OWSトピックス
お問い合わせはOWS事務局までご連絡ください! TEL:03-5960-3545